大晦日です。
猫に毛むくじゃらにされた実家の一室で暖房をつけてゴロゴロしています。
僕はよく音楽を聴きます。
通勤中、仕事中、家事中、散歩中、読書中、ドライブなど。
Apple Musicのリプレイによると、今年は50,000分以上聴いたそうです。1日2.5時間以上。
そういうこともあり、楽曲によってはそのときの思い出と共に振り返ることができます。
というわけで、今年よく聴いていた音楽を紹介していこうと思います。
おまけで昔聴いていた曲も書き残します。
- センスレス・ワンダー / ヒトリエ
- 宇宙地図 / yukkedoluce
- フタリボシ / 40mP
- チノカテ / ヨルシカ
- ノイローゼ / 栗山夕璃(蜂屋ななし)
- HERO / Ayase
- 嘶く / TOKOTOKO(西沢さんP)
- VIDROAPE / Sohbana
- 幽光、1/fのゆらめき / 卯花ロク
- Who are / みきとP
- 水流のロック / ダズビー Cover / 日食なつこ
- まとめ
- おまけ
- 音楽にハマったきっかけの曲 春になったら / miwa
- ボカロとの出会い Tell Your World と Redial / livetune
- 受験期を支えてくれた曲 会いにゆくよ / 山崎あおい
センスレス・ワンダー / ヒトリエ
- 2月に草津温泉へ向かう道中、「東京大学「ボーカロイド音楽論」講義」を読む中で出会った。
- 同書でボカロシーンを支えた天才の1人として紹介されている。天才と呼んでいるのは、ハチP(米津玄師)、wowaka(ヒトリエのボーカル)、DECO*27。
- ハチPとwowakaは、これまで音楽に取り入れられてこなかった音を積極的に使っている点で共通していると語られており、前者は不協和音、後者はオクターブ跳躍。
- この個性を最も反映しているのが「センスレス・ワンダー」だと思っている。サビの1フレーズ目はオクターブを無視すると同一音なのに、しっかり動きを感じるから驚き。彼が亡くなってからもう4年半も経ってしまった。
- 本も読み終わったら感想まとめたい。
宇宙地図 / yukkedoluce
- 定期的に聴いてる。
- ほぼBUMP OF CHICKEN。どっかのライブでやってなかった?
- 始まり、広大な空間に煌めく星空を漂う中、地球と交信する音が響く。これだけでご飯何杯いけるだろうか。
- 宇宙地図が作られた時のエピソードも素敵すぎる。
#作家になった流れ
— ゆっけどるちぇ 大歳祐介 (@yukkedoluce) 2023年11月15日
宇宙飛行士になりたかった
↓
勉強したら目が悪くなり挫折
↓
友達が学校にアコギを持ってきて初めて耳にした音に「これだ!」となる
↓
「ギターがやりたい!」と母に伝えると何故か父のアコギが押入れに
↓
そっからなんだかんだいろいろあって今
フタリボシ / 40mP
- これも定期的だけど、4月に九州で聴いたのが一番記憶に残ってるかも。
- どこまでも王道なメロディー、歌詞。これぞ40mPという感じ。
- 儚い鉄琴(?)の音から始まり、どんどん盛り上がる。ラスサビ前のギターソロが力強くて好き。
チノカテ / ヨルシカ
- 5月末から6月頭にアメリカに出張した時、ヨルシカとn-bunaをずっと聴いてた。
- 初めての海外経験。街へ出ようという気持ちを掻き立ててくれた。これが視野を広げ、また本を読もうというきっかけをくれたんだと思う。
- 2番サビの歌詞がグッときてしまう。
- アルバム「幻燈」はかなり好き。ブレーメンの皮肉さとかたまらん。
- n-bunaはルラとかがいいね。
ノイローゼ / 栗山夕璃(蜂屋ななし)
- 栗山氏を聴き始めたのは7月とか。
- アニメ「とんでもスキルで異世界放浪メシ」のOP「贅沢な匙 / Van de Shop」が良かったのだけれど、それが栗山のバンドだったと春くらいに知り、ずっと気になっていた。
- ブラッシングがチャッキチャキで最高。メロディや歌詞の中身は悲しいけど、言葉遊びと演奏テクが聴いていて楽しい。
- 栗山調声はかなり癖があるけど、vflowerは一番聴きやすい。
HERO / Ayase
- マジカルミライ2023テーマソング。
- 今年は大阪と東京に参戦。楽しかったなあ。
嘶く / TOKOTOKO(西沢さんP)
- 僕の一推しPである西沢が今年の9月、アルバムを出してくれました。ありがとう。
- その中でもこの曲が一番好き。
- ギターの音色、フレーズ、歌詞、イラスト(べて)、全部が好み。冷たい中から温かさを掬い取るような生み出すような、それでいて無機質な感じというか、、うまく言語化できないけど、そんなイメージを持つ楽曲をたくさん作ってくれるので好きです。
VIDROAPE / Sohbana
- 今年出会って良かったボカロP第1位は間違いなくこの人。
- プロセカの星野一歌プレイリストに入っており、ミク廃が選ぶ楽曲はどんなもんかとお手並み拝見したらお見事であった。
- 米津、wowakaナイズされている感じがする。積極的にスケール外の音を使いつつ、リズム隊をかっちり組んで、無機質さを生み出してる。
- 「はなれあうゼロ」「モノローグがうるさい」などなど、今も好き曲を発掘している最中。
幽光、1/fのゆらめき / 卯花ロク
- 卯花ロク(ウカロク)さんはこれか「掻き消して、クアルテット」か。両方ともめちゃくちゃ聴いたので迷った。
- イントロのギターが癖すぎる。これ弾けたら楽しいだろうなあ。
- 音も歌詞もとにかく力強くて、たくさん背中を支えてもらった。
- ウカロクは結構わちゃわちゃしたギターフレーズを入れるイメージだけど、この2曲は音数が少なめだから自分の好みにドストライクだった。
- 調声も程よく無機質さが残った聞きやすいタイプで好み。
Who are / みきとP
- 12月のライブ「Trio Colors Odyssey」にて出会った。
- ギターを弾きながら自分で歌い切る。めちゃくちゃライブ慣れしてるというか安定感がすごかった。2曲目からボーカルで参戦した室田夏海さんも歌・盛り上げ方ともに素晴らしくて、参加して良かったと心から思った。
- ライブが終わってからYouTubeでサブスク解禁していない曲を漁ると、まだまだ名曲がごろごろ出てきた。
- みきとPは7thコード(ライクなもの)をメインに据えていて、シンプルな構成なんだけど響きに複雑さがある、(音の流れではなく)音そのものにもこだわりを詰め込むアーティストだと思う。
- ライブの翌日、X(旧Twitter)のスペースにてご本人がライブを振り返っていた。ライブでは"BPMを-2"するらしい。こういう細かいこだわりが好き。
- 一推しボカロPの西沢さんも「っぱみきとPよ」と言っていたがそう思った。
水流のロック / ダズビー Cover / 日食なつこ
- 今自分の中でキテるアーティストの1人。
- 声がめっちゃ好み。繊細で深みがあって力強い。
- ピアノとドラムのシンプルな構成の楽曲に上手く溶け込んでいて、リズミカルに優雅に川を登っていく魚のようなイメージ。
- 他のカバーもめっちゃ良い。「それがあなたの幸せとしても」とか。
- 本家の日食なつこも良い、PVでは滝の前でピアノとドラムが向かい合って2人でセッションする。日本を感じる名曲。
まとめ
花になってええええとか本当はもっともっとあるけど、際限なくなってしまうのでここでやめ。
最近聴いてる曲は、思い出を形成している最中なので上手く選びにくいですね。
こうしてみると改めて自分の好みってはっきりしてるなあと。
良いお年を。
おまけ
音楽にハマったきっかけの曲 春になったら / miwa
- 自分から音楽を聴くようになったのは中学を卒業した時。当時やっていた進研ゼミを終えるにあたり、これまで貯めてきたポイントを音楽プレイヤーと交換した。
- 最初はボカロ(理由は次に記載)、BUMP(友達がめっちゃ好きだった)、B'z(親がガチファン)あたりをわーっと聴いてた。そのうちもっとちゃんと聴きたくなり、Walkmanを購入。
- 当時はTSUTAYAでCDをレンタルして色々聴く文化で、兄上がmiwaのアルバム「guitarissimo」を借りていた。ジャケ写が可愛かったので自分も聴いてみようと思って音楽プレイヤーに取り込んだ。そしたら声がめちゃくちゃ好みでハマった。
- 初めてハマったものは往々にして熱量がおかしくなりがち。ラジオ聞いたり、CD買うのもライブ行ったのもmiwaが初めて。めっちゃ楽しかったなあ。
- 今はもう聴いてないけど、音楽の楽しさを教えてくれた思い出の1人。
ボカロとの出会い Tell Your World と Redial / livetune
- このCMを見たのは中学生のとき。これから世界はもっともっと明るく発展していくんだと、未来にワクワクする希望を抱かせるような、そんな高揚感があった記憶。
- そのちょっと前に文化祭で友達がハッピーシンセサイザを踊っていて、ボカロというものにほんのり興味があった。
- そんな中でこのCMを見た自分はミクの曲をもっと聴いてみたいとなり、先述のように音楽プレイヤーを手に入れて、音楽の世界に飛び込んだ。
- 「Tell your world」「ハッピーシンセサイザ」に始まり、「ワールズエンドダンスホール」「メルトの立体音響」「深海少女」「天ノ弱」などなど、探せばいくらでもいい曲が出てくるので、毎日楽しかった。
- 大学生になるとフェスに行くようになってロキノン厨になり、ブルエンとかドロスとか夜ダンとかに興味が移っていってボカロを聴かなくなった。
- 大学院生のとき、コロナが始まった。家で過ごす時間が多くなり、音楽を聴く時間も増えた。ある日たまたま、そういえばボカロってどうなったんだろうと思い、家から徒歩2分のスーパー「コモディイイダ」に向かう途中でこの曲に出会った。Tell your worldを聴いた時と同じキラキラした感覚が全身を巡って、やっぱりボカロっていいなと。その数ヶ月後にプロセカが始まったのも相まって、自分が離れていた間に生み出された曲を漁りまくるようになり現在に至る。
- ボカロの世界に引き込んでくれたのは、2回ともlivetuneの曲(1回目は文化祭で踊ってた友人も)。だからいつかライブを聴いてみたいなと思っている。
受験期を支えてくれた曲 会いにゆくよ / 山崎あおい
- 高校生の時miwaにハマっていた影響でYUIとか他のギタ女を漁ったことがあり、そこで見つけたのが山崎あおい。
- 自らをセンチメンタル職人と称するだけあって、歌詞が切なくて等身大。
- 高校3年生の受験期の冬休み、自分の部屋で足元にヒーターをつけながら勉強していた。自分も合格して東京に行ったらこんなふうに思うのかな、なんてことを考えながらこの曲を聴いてた。あのときの暖房のあったかい匂いがこの曲と完全に結びついていて、いつでも実家を思い出せる、そんな素敵な曲になった。
- 昨年2022年の8月、高校の旧友に誘われてバースデーライブに行った。しばらく聴いていなかったけどやっぱりいいな、なんて思いながらライブの時間を過ごした。こじんまりした箱で、観客は数百人くらい。「夏海」がヒットした時はこれで私もドラマのタイアップやっちゃうのかな?武道館行っちゃうのかな?なんて夢を見たけど、現実はそう甘くなかったです笑。この歳になるといろいろ自分の実力もわかってきて諦めもついた。だけど音楽はやめてやらない、そう思って続けてきたら今こんなちょうどいい幸せが目の前にある。そう語った姿が心に刺さった。そして最後の曲「会いにゆくよ」を歌ってくれた。
- 最近また聴くようになった。「夜の散歩」「サボタージュ」とかが好み。これからも応援しています。